2007年8月7日火曜日

怪物庭園 その零

イタリアのボマルツォ(bomarzo)という所に
「怪物庭園」という名の公園がある。
広い敷地の中に、数百年前に作られた巨大な石像たちが
破損した状態で苔むし、蔦に埋まっている。
世界遺産などという高級な物件ではない。しかし

もの凄く行ってみたい。

でもイタリアは遠い。
のでネット内で画像を辿ってバーチャル観光となった。
実際、コチラに観光して詳細なレポートを掲げてくだすってる
貴重なサイトがある。日本語サイトということもあって
舐めるように読みました。
羨ましい。

そもそも怪物庭園を知ったのは
*2渋澤龍彦著『ヨーロッパの乳房』
(立風書房 1973年)であった。
心くすぐる渋澤先生の記述は堪能したが
写真はわずかに三枚。
実物はどないなっとんねん、と画像への渇望激しく。
その後渋澤訳で、シュールレアリスト・マンディアルグ著の
ずばり*1『ボマルツォの怪物』(河出文庫 1999年)
という本の存在も知った。
(さらに*3『ボマルツォ公の回想』(集英社ラテンアメリカの文学6)
という本もある。どこまで史実に基づいてるかわからないが
著者のムヒカ・ライネス氏が想像した、庭園の主である
傴僂の貴公子ピエル・オルシーニ公爵のお話で、
庭園に言及している所もあるので、
創作物語とはいえ、そこからも適時引用したい。)


という訳で、
マンディ&渋澤と行く怪物庭園の旅
はじまりはじまり
文中青文字は『ボマルツォの怪物』から
紫文字は『ヨーロッパの乳房』から
群青文字は『ボマルツォ公の回想』から
の引用で
画像は、主に非営利で改変しないなら
掲載可の条件でflickrから引いている。
借り物だらけである。

Very thanks,Foteroschon,zak_mc,cdaros
,niceguysean & stelosa.

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