2007年9月13日木曜日

水道路 藤沢市桐原町・石川(8)

 きょうの調査はちょっと飛んで、
湘南台駅近くの桐原の交差点から北上しました。
桐原
地図のURL

たまに清掃車がかっ飛ばしてくるくらいで
交通量が余り多くない道だったので期待したのですが、
古い横須賀境界石は見当たりませんでした。
藤沢市マークの物と、四角い金属の横須賀境界標は
いくつか埋まってました。 
唯一残ってたのは、石川との境目の交差点角にあった
Yマークのみ。
A
後述地図のA地点。

この交差点の道を挟んで北側は石川で、
そこからいすゞ工場の塀までの間は、短いながら
面白い所でした。
地図を拡大したものを示します。
地図上の赤い×印は横須賀境界石のあった大体の場所です。
湘南台

A地点から、車道を北西へ渡ると
『藤沢市北部環境事業所』となります。
入り口から敷地内をのぞいてみると、
植え込み奥に境界石が!
発見したときは嬉しかったです。
161-6159_IMG

ここはゴミ処理施設なので、一般人も出入りできます。
それをいいことに、無断侵入して
シャッター押してきました。 (B地点)
横須 と 水道 の文字がありました。
B
(両サイドの面を並べた図)

次なるC地点は、
ちょうど事業所の塀とクロスしてました。
これは海軍石。
C

その次のD地点には石塀が途切れて
フェンスになった所の境目に埋まってました。
D

その次のE地点は歩道のど真ん中に
Yマークが埋まってました。
控えめに道のはじっこにお行儀良く
並んでるのが普通だったのでちょっと新鮮な感じ。
E

その先はいすゞ工場内になってしまい
フェンスに阻まれ確認できませんでした。
未練がましくフェンス越しに、いすゞ内の水道路を
撮ってみた図。
当初思っていた広いポプラ並木の方ではなく、
その道と平行に走っている細い直線道路の方で
いかにも古い境界石が残ってそうな素朴な道です。
161-6172_IMG

2007年9月10日月曜日

境界石 四種(7)

 水道路の境界石を求めて、いつも下を見て歩いていたら
なんでもない道でも似たものを見つけました。
現在境界標として、丸や四角で文字が入った
色々な金属片が道に埋め込まれていますが、
それらも昔は石やコンクリ製だったわけで、
その手の石たちをご紹介。
(以前書いた「神企水」もその一種なわけです。)

村岡公民館そばで見た「藤沢市」
藤沢標石
上面部には藤沢市のマークがあったので
藤沢市水道局管轄の境界石だと思われます。
横須賀水道路に限らず、地元の水道路にも
同じように埋まってるものなんですね。

清流苑奥の道のどんづまりで見た神奈川県マーク。
神奈川県標石
横須賀水道路を歩いていたら
柏尾川で阻まれる一番隅にありました。
神奈川県企業庁水道局管轄の境界石かもしれません。
(追記 道との境目、道界を示す境界石のようです)

笛田の鉄塔下にあった「東電」
東電
鉄塔が建ってる地所は、東京電力株式会社が
買い上げる場合と借りる場合があるようです。
昭和30年、東電100%出資で設立した、
東電不動産株式会社というところもあることを
今回知りました。
東電の境界石があるということは、
ここは買い取った土地なのでしょう。

税務署そばの電波塔近くにあった「電電公社マーク」
税務署傍電電公社の石
藤沢市マークに似てるのですが、今は亡き特殊法人、
日本電信電話公社の境界石。(現NTT)

探せばもっと色々みつかりそうで
きょうも下ばかり見て歩ってます。

水道路 鎌倉市笛田(6)

引き続き水道路です。
柏尾川を渡って鎌倉に入りさらに東へと進みます。
地図でいうと青線部分。
地図上にも青文字で「横須賀水道」と書かれています。
suidoumiti笛田

この区域も中々に収穫がありました。

後ろがちょびっと埋もれてるとはいえ
地上部分が長く、堂々たる風格の水道部とか
f2立派

これも長く、ワビサビの風情さえ醸してる横須賀市とか
f7寂

呆け具合が幽玄ですらあるものや
f6幽玄

まるで殺人現場のような血塗れた海軍石。
f10現場

さらに、頭のはじっこ欠けはありがちですが、
横腹に穴があいた無残な横須賀市や
f9どてっぱら

欠けた部分を補修して、そしてそこに
いまどきの境界標を継ぎ足されているものなどなど。
f12補修

新タイプの横須賀境界標もありました。
f13横須賀境界標

バリエーション豊富で楽しい地帯でした。

水道路 弥勒寺(南側)(5)

以前、JRに阻まれて先へ行けなかった水道路の続きです。

mirokuji

上の地図の青く塗った部分が弥勒寺残り部分。
老人介護施設の清流苑の前の道を、
柏尾川にぶつかるまで南下します。
村岡地区同様、海軍境界石も結構残ってました。

160-6040_IMG


 柏尾川を渡る横須賀海軍水道管。

柏尾川を渡る横須賀水道管
ちょうど川岸で工事をやっていてシャベルが
立てかけられてる。管の上には点検用か、
人間が通れる歩道橋も作ってあります。
水道管と一緒に川を渡りたかった。

2007年9月8日土曜日

水道路 藤沢西富の奥(4)

『水道路 標柱その二』で、帝国海軍水道路(すいどうみち)に
点々と埋まっている標柱のことを書きました。
標柱、石柱、支柱等々色々呼び方はあるようですが
これからは 境界石 という名称でいきたいと思います。

 前回、謎だった『神企水』。
水道路師匠のた~さんから、それは
神奈川県企業庁水道局 の略ですと教えていただきました。
藤沢の上下水道を管理してる所だそうです。
勉強になるなぁ。
た~さんからは更に、山の上を探してごらんとの
指示のもと藤ヶ丘の交差点そばで、
貴重な横須賀市ネーム入りのマンホールの蓋も発見。
空気弁です。
159-5946_IMG

そして訂正です。
大鋸区間に境界石は無いようだと以前書きましたが
埋まってるのを一個だけみつけました。
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探せば、大鋸区間にもさらにもっとあるかもしれません。

 その後、西富の奥を調査しました。これは水道部。
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裏も確認できて、裏には横須賀
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そして、珍しいことに側面に
側面
『12』という数字が彫られていました。

中々に色々埋まってて嬉しい地域。
急斜面に海軍マークとか
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草葉の影から見守る水道部とか
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塀の影からこっそりこちらを伺う海軍マークとか。
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抜かれて山陰に打ち捨てられたものもあります。
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これは、『神企水』のほうでした。

2007年9月4日火曜日

閻魔大王

箱根の小涌谷駅近くに、余り有名でない閻魔大王像あり。
苔むし寂れた地蔵や如意輪観音など40体もの石仏に囲まれ
座して耳まで裂けたる大口で笑っているが、
風雪にもまれ年月に蝕まれかなり溶解している。
その溶け具合が諸星大二郎っぽい。
右手の、握った拳に穴が開いているが、これは閻魔様のアイテム
笏がささっていたのだろう。
閻魔

後ろに新しげな白き観音像があるが、
閻魔像たちとは一線を画す。
閻魔全景0

手前のお線香台の獅子もかわいい。
閻魔獅子

400年は軽く経ているのではないか。
必見の石仏と言えましょう。

アクセス方法。
小涌谷駅まで行き、車道を横切ってバス亭のところの坂を
登っていくと右手にある。駅から徒歩6分くらい。
常泉寺の墓苑ともきく。
閻魔まっぷ

街キャラ(箱根編)

新カテゴリーです。
街歩きしてると怪しい立体物に出会います。
大抵は宣伝を兼ねて何かを主張してるのですが
ショーウィンドウからただボンヤリと
街行く人々を眺めてるだけのものも多いです。

今回は、箱根の富士屋ホテル(本館)の周囲のお店で
ハンティングしたブツ。

矮躯な観音様
街キャラ5

同じお店のダルマ
街キャラ4

お店の中から外を上目遣いに眺めるデン助(?)人形。
街キャラ01

肝臓が悪そうな招き猫看板
街キャラ2